ズデナ

ズデナの基本情報

ズデナはインドのSunrise Remedies Private Limited社で製造されているZydenaのジェネリック医薬品です。即効性と持続力を兼ね備えた今までにないタイプのED治療薬で、イメージとしては「速効性のあるシアリス」が最も近いとされています。バイアグラやレビトラ、シアリスのメリットを生かし、デメリットを改良開発された最新のED治療薬です。

項目	内容
商品名	ズデナ（Zydena）
有効成分	ウデナフィル
製造・販売	東亜製薬（韓国）
販売開始	2005年
錠剤の種類	100mg
推奨用量	100mg
効果発現時間	約30分～1時間
効果持続時間	約11～13時間
日本での承認状況	未承認

日本では前立腺肥大症治療薬としてウデナフィルをMeiji Seikaファルマが東亜STと提携し国内での開発を進めていましたが、2016年に開発中止を発表しました。そのため、現在日本国内では未承認のED治療薬となっています。

有効成分ウデナフィルについて

ウデナフィルを有効成分とするズデナは、PDE-5阻害薬と呼ばれる医薬品です。PDE-5阻害薬は陰茎海綿体の血管を拡張させ、血流を促進することで勃起をサポートする作用を持ちます。ウデナフィルはPDE-5（ホスホジエステラーゼ5型）という酵素の働きを阻害することで、陰茎への血流を増加させ、勃起機能を改善します。

ウデナフィルは勃起不全の治療に使用される医薬品であり、効果発現の速さと長時間の持続効果が特徴です。臨床試験において、中等度から重度のEDを持つ患者においてウデナフィルを服用した結果、勃起の維持能力が改善され、性交の成功率が有意に向上することが確認されています。

ウデナフィルの作用メカニズムは、性的刺激を受けた際に陰茎海綿体で産生される環状グアノシン一リン酸（cGMP）の分解を抑制することです。cGMPは血管平滑筋を弛緩させ、陰茎への血流を増加させる重要な物質です。PDE-5酵素はこのcGMPを分解する働きがありますが、ウデナフィルがPDE-5を阻害することで、cGMPの濃度が維持され、勃起状態が持続しやすくなります。

ズデナ（ザイデナ・ジェネリック）は有効成分ウデナフィルを含むED治療薬で、陰茎の血管を拡張させ、海綿体への血流を促進することで自然な勃起をサポートします。性的刺激があってはじめて効果が発揮されるため、薬を飲んだだけで無理に勃起するような薬ではありません。媚薬や精力剤のように性欲を増進させる成分は含まれておらず、自然な流れの中で使用できるED治療薬です。

糖尿病や高コレステロール血症による血管内皮機能障害が原因のEDに対しても効果があることが動物実験で示されています。長期的に使用することで、勃起機能の回復や血管の健康が改善されることが確認されており、これにより幅広い患者層に有望な治療法として期待されています。詳しくはヒロクリニックのED治療薬解説をご参照ください。

他のED治療薬との違い

ズデナ(ザイデナ)は最新のED治療薬で、3大ED治療薬といわれるバイアグラ、レビトラ、シアリスのあとに開発されたED治療薬です。有効成分ウデナフィルを配合し、従来の治療薬の長所を取り入れながら欠点を改善した特徴を持っています。

バイアグラ、レビトラ、シアリスが欧米の製薬会社産であったのに対し、唯一のアジア圏で開発されたED治療薬であるため、日本人を含むアジア人の体質に適しているとされています。韓国の製薬会社東亜製薬が2005年から販売を開始、2年後の2007年には韓国国内においてバイアグラに次ぐ第2位のシェアを獲得するなど、高い支持を集めています。

項目	ズデナ(ウデナフィル)	バイアグラ(シルデナフィル)	レビトラ(バルデナフィル)	シアリス(タダラフィル)
効果発現時間	30分～1時間	約1時間	15～30分	1～2時間
効果持続時間	約11～13時間	約5～6時間	約5～6時間	24～36時間
食事の影響	受けにくい	受けやすい	やや受けにくい	受けにくい
副作用の程度	比較的少ない	中程度	中程度	少ない
効果の強さ	マイルド～中程度	強い	非常に強い	マイルド
日本での承認	未承認	承認済み	承認済み	承認済み

ズデナは、レビトラやステンドラに次いで即効性が高いため、急なタイミングでも使いやすいメリットがあります。さらに、効果の持続時間はシアリスに次いで長く、長時間楽しみたい方に向いています。即効性と持続力を兼ね備えた今までにないタイプのED治療薬で、イメージとしては「速効性のあるシアリス」と表現されることがあります。

食事の影響を受けにくいため、食事のタイミングを気にせずに使用できるのも魅力です。バイアグラは空腹時の服用が推奨されますが、ズデナは食前・食後を問わず服用できるため、服用タイミングの自由度が高いという利点があります。

副作用が少ない点も大きな特徴で、副作用が気になる方でも試しやすいED治療薬といえます。効果の出方がマイルドで自然な勃起をサポートするため、バイアグラやレビトラの強い効果が合わなかった方にも適している可能性があります。

ズデナはバイアグラやレビトラ、シアリスのメリットを生かし、デメリットを改良開発された最新のED治療薬です。

ズデナ100mgの効果

ズデナ100mgの有効成分であるウデナフィルは血管拡張機能を有しており、服用することで全身の血流が改善されます。EDに対しては、陰茎海綿体への血液の流入を助け、勃起しやすい状態を生み出すことで改善効果を発揮すると共に、勃起後の硬さの維持にも貢献してくれます。ズデナは勃起不全(ED)の症状を改善することを目的としたED治療薬であり、性的刺激を受けた際に自然な勃起をサポートする医薬品です。

あくまでも「性的刺激を受けた際に勃起をしやすくなる」のであって、「効果が持続する間は強制的に勃起を継続させる」効果はありません。そのため、薬を飲んだだけで無理に勃起することはなく、性的興奮がある場合にのみ効果が発揮される安全性の高い治療薬です。

効果のメカニズム

ズデナ100mgの有効成分ウデナフィルは、PDE-5(ホスホジエステラーゼタイプ5)阻害薬と呼ばれる種類の医薬品に分類されます。勃起のメカニズムを理解することで、ズデナがどのように作用するのかが明確になります。

性的刺激により脳が興奮状態になると、神経を通じて陰茎内部の海綿体に信号が伝達されます。海綿体内では多くの一酸化窒素(NO)が放出され、cGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質が増加します。cGMP濃度が高まると陰茎海綿体平滑筋が弛緩し、血管が拡張します。この作用により陰茎内部の海綿体に多量の血液が流れ込み、海綿体が血液で充満することで勃起が起こります。

通常、勃起が収まる際には、PDE-5という酵素がcGMPを分解することで血管が収縮し、勃起が終了します。しかし、EDの方はこのPDE-5の働きが過剰であったり、cGMPの産生が不十分であったりすることで十分な勃起が得られません。

ズデナ100mgはPDE-5の働きを阻害することでcGMPの分解を抑制し、陰茎海綿体内のcGMP濃度を維持します。これにより血管拡張状態が保たれ、陰茎海綿体への血流が増加し、勃起しやすい状態が作られます。同時に勃起後の硬さの維持にも貢献するため、中折れの改善にも効果が期待できます。

効果の持続時間

ズデナ100mgは1回の服用で最大12時間効果が持続するため、性行為のタイミングに柔軟性をもたらします。効果は服用後12～24時間効果が継続します。持続時間は半日から丸一日程度と十分に長いため、服用タイミングに融通が利くのが大きなメリットです。

他のED治療薬と比較すると、バイアグラが約4時間、レビトラが約8時間であるのに対し、ズデナはそれらよりも長い持続時間を誇ります。シアリスは最長36時間と最も長いですが、ズデナはシアリスに次ぐ持続時間の長さを持ちながら、より速やかな効果発現が特徴です。

ED治療薬	効果持続時間	効果発現時間
バイアグラ	約4時間	30分～1時間
レビトラ	約8時間	15～30分
ズデナ	12～24時間	30分～1時間
シアリス	最長36時間	1～2時間

効果の持続時間とは、この時間内であれば勃起しやすくなるという意味であり、ずっと勃起が続くわけではありません。性的興奮があれば勃起し、興奮がなくなれば勃起は終わるため、日常生活に支障をきたす心配はありません。

持続も半日から丸一日程度と十分に長いので、特にこだわらないのであればアバウトなタイミングで服用してしまっても構いません。デートの日に予め服用しておくことも可能で、服用のタイミングを気にせず自然な流れで性行為に臨めるのが大きな利点です。

効果が現れるまでの時間

ズデナ100mgは服用後30分～1時間で効果が現れます。この比較的速やかな効果発現により、急な予定の際でも対応が可能となっています。

バイアグラも同様に30分～1時間程度で効果が現れますが、ズデナはバイアグラの即効性を持ちながら、持続時間はバイアグラの3～6倍と大幅に長いという特徴があります。一方、シアリスは効果が現れるまで1～2時間かかるため、「効果が出るまでに時間がかかり過ぎてしまう」という不満がありましたが、ズデナは即効性のあるシアリスのような薬といえます。

効果発現時間には個人差があるため、何度か服用する中で自分に最適なタイミングを見極めることが重要です。性行為の1時間前程度に服用するのがお勧めですが、30分～1時間の幅があるため、ご自身の体質に合わせて調整することができます。

ED治療薬の例にもれず、ウデナフィルにも食事やアルコールに弱いというデメリットを抱えています。食事の影響については他のED治療薬と比べて受けにくいとされていますが、極力空腹時の服用を心がけてください。空腹時の服用が最も薬の効果を実感できるため、効果を最大限に発揮させたい場合は服用タイミングと食事のタイミングに配慮することが望ましいです。

臨床試験において、中等度から重度のEDを持つ患者においてウデナフィルを服用した結果、勃起の維持能力が改善され、性交の成功率が有意に向上することが確認されています。また、糖尿病や高コレステロール血症による血管内皮機能障害が原因のEDに対しても効果があることが動物実験で示されています。このように、ズデナ100mgは幅広い原因のEDに対して効果が期待できる治療薬です。

ズデナ100mgの正しい服用方法

ズデナ100mgは、性行為の30〜60分前に1日1錠を水またはぬるま湯で服用します。服用の際は、前回の服用から24時間以上経過していることを必ず確認してください。効果が十分に現れるまで30分から1時間程度かかるため、性行為の予定に合わせたタイミングで服用することが大切です。

推奨される用量

推奨量が100mgとされていますので、用量を守って服用することをおすすめします。典型的な用量は100mgおよび200mgで、1日1回の服用が可能です。初めてズデナを服用する方は、ピルカッターなどで錠剤を50mgに分割して服用し、効き目や副作用の度合いを見つつ100mgへの増量を検討してください。推奨量を超えた服用の際には予期しない重篤な副作用が出る恐れもありますので、自己判断での増量は避けましょう。

服用対象	推奨用量	最大用量
初回服用者	50mg（半錠）から開始	–
通常服用者	100mg（1錠）	100mg

連日服用する場合は、必ず24時間以上間隔を空けてください。服用間隔を守らないと、体内のウデナフィル濃度が高くなりすぎ、副作用のリスクが高まる可能性があります。

服用のタイミング

ウデナフィルは30分～1時間位で効果が得られるので急な予定の際でも対応が可能です。また効果時間も12～24時間と長いため、デートの日に予め飲んでおいても良いでしょう。服用タイミングを気にしなくていいのは大きなメリットと言えます。

性行為の1～2時間前を目安に服用することが推奨されています。効果の持続時間が長いため、性行為の予定がアバウトな場合でも、余裕を持って服用することができます。服用タイミングに融通が利くのは長時間タイプのED治療薬ならではのメリットです。

食事やアルコールの影響

比較的食事の影響を受けにくいズデナですが、最大限の効果を得るには空腹時の服用が望ましいとされています。食前食後いつでも服用することは可能ですが、油分の多い食事や満腹状態での服用は効果を十分に感じられない場合があります。最大限効果を実感するためにも、食前または食後1～2時間以上あけたタイミングでの服用が推奨されます。

服用後、1時間以上経過すれば成分はほぼ吸収されており、その後の食事には特別な制限はありません。そのため、空腹時に服用し、1時間程度経過した後であれば、通常通り食事を楽しむことができます。

ウデナフィルにも食事やアルコールに弱いというデメリットを抱えています。アルコールの摂取が一切不可というわけではありませんが、過度な飲酒は効果を減弱させる可能性があります。極力空腹時の服用を心がけ、アルコールは適量にとどめることが効果を最大限に引き出すポイントです。

服用条件	効果への影響	推奨度
空腹時	最大限の効果	最も推奨
軽い食事後	やや効果減弱の可能性	可能
高脂肪食後	効果減弱の可能性大	避けるべき
適量のアルコール	やや効果減弱の可能性	注意が必要
過度な飲酒	効果減弱・副作用増強	避けるべき

推奨される用量

ズデナを初めて服用する方や副作用が気になる方は、50mgからの用量がおすすめです。ピルカッターなどを用いて100mg錠を半分に割ることで、50mgとして服用することができます。

体質や体格により効果の現れ方には個人差があるため、まずは標準的な用量から開始し、効果や副作用の程度を確認することが大切です。

1回の性行為で服用できるのは100mgまでとなっています。効果を強く期待するために推奨用量の2倍・3倍といった量を一度に服用しても、効果が強く出るわけではなく、副作用のリスクが高まるだけですので注意が必要です。

服用対象	推奨用量	備考
初めて服用する方	50mg～100mg	効果と副作用の様子を見ながら調整
副作用が気になる方	50mg	100mg錠を半分に割って服用
標準的な服用量	100mg	1回の性行為での最大用量

服用間隔は必ず24時間以上空けることが重要です。1度服用した後、次に服用する場合は24時間以上の間隔を空けるようにしてください。体内に有効成分が残っている状態で追加服用すると、副作用が増強される可能性があります。

服用のタイミング

ズデナは即効性に優れているため、性行為の約30分～1時間前の服用が推奨されています。服用後30分ほどで効果が実感でき、1時間後にピークを迎えます。

最大限の効果を発揮するには成分の吸収を高める必要があるため、できるだけ空腹時の服用が望ましいです。空腹時に服用することで、有効成分ウデナフィルが効率よく体内に吸収され、十分な効果が得られやすくなります。

性行為のタイミングに合わせて、余裕を持って服用することが効果を最大化するポイントです。効果のピークは服用後1時間前後ですが、服用からおよそ12時間にわたって効果が持続しますので、焦らずにリラックスして性行為に臨むことができます。

食事やアルコールの影響

ズデナは食事の影響は受けにくいですが、食べすぎには気を付けましょう。他のED治療薬と比較して食事の影響を受けにくいという特徴がありますが、完全に影響を受けないわけではありません。

脂肪分のある牛乳などで服用すると胃壁に膜を張り、消化や吸収の妨げになりますので注意してください。特に高脂肪の食事は有効成分の吸収を遅らせる可能性があるため、できるだけ控えることが望ましいです。

食事と服用のタイミングについては、以下の方法が推奨されます。

• 食事の30分ほど前にズデナを服用すると、ウデナフィルを体内に吸収することができるため、食事の影響を抑えられます
• 食後に服用する場合は、2時間以上空けてから服用しましょう

食事の内容や量を調整することで、より確実な効果が期待できます。空腹時の服用が最も効果的ですが、食事をする場合は消化の良いものを軽めに摂り、十分な時間を空けてから服用することで、食事の影響を最小限に抑えることができます。

アルコールについては、過度の飲酒は血管拡張作用により副作用を増強させる可能性があるため、適量に留めることが重要です。少量から適量であれば問題ありませんが、飲みすぎは勃起機能そのものを低下させる可能性もあるため注意が必要です。

ズデナ100mgの副作用

ズデナ100mgは副作用が出にくいとされていますが、血管拡張作用を持つED治療薬であるため、服用によって一定の副作用が現れる可能性があります。副作用は一時的なものであり、効果が薄れていくと症状も改善されることがほとんどです。

主な副作用

ズデナ100mgの服用に伴い、以下のような血管拡張作用による副作用が報告されています。

副作用の種類	症状の詳細
循環器系	血圧の低下、動悸
神経系	頭痛
顔面症状	顔のほてり、目の充血
呼吸器系	鼻詰まり
その他	めまい

ED治療薬の副作用の殆どは一時的でアルコールに似た症状が見られますが、時間とともに自然軽快するので過度な心配は不要です。これらの症状は薬剤の血管拡張作用によるものであり、効果の持続とともに自然に消失していきます。

重篤な副作用

発生頻度は不明で稀ではありますが、以下の重篤な副作用に注意が必要です。勃起持続症や非動脈炎性前部虚血性神経症などの重篤な副作用がED治療薬全般において報告されています。

勃起持続症とは、性的刺激がないにもかかわらず勃起が4時間以上続く状態を指し、放置すると陰茎組織の損傷を招く可能性があります。また、非動脈炎性前部虚血性神経症は視神経への血流障害により、突然の視力低下や視野欠損を引き起こす症状です。

硝酸剤や一酸化窒素供与剤を併用すると血圧が急激に低下する恐れがありますので、特に注意が必要です。

副作用が出た場合の対処法

症状が改善しない場合は早めに医師に相談しましょう。軽度の頭痛など一時的な症状については、市販の痛み止めや頭痛薬を併用して頂いても大丈夫です。

ただし、上記のような症状が見られる場合は、すみやかに医療機関を受診してください。特に重篤な副作用が疑われる場合や、副作用の症状が長時間持続する場合、急激な体調の変化を感じた場合には、速やかに医療機関を受診し適切な処置を受けることが重要です。

たくさん飲んでも効果が高くなるわけではなく、副作用のリスクが高まることもあるので、必ず用法用量を守ってください。副作用のリスクを最小限に抑えるためにも、医師の指示に従った正しい服用が大切です。

ズデナ100mgの注意点と禁忌

ズデナ100mgは安全性の高いED治療薬ですが、特定の条件下では服用により重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。服用前には必ず医師の診察を受け、自身の健康状態や服用中の薬剤について正確に伝えることが重要です。

服用できない方

ウデナフィルに対して過敏症をおこしたことがある方は使用できません。過去にズデナを服用して発疹や痒みなどのアレルギー症状が現れた経験がある場合は、服用を避けてください。

不安定狭心症や重度の心不全などの心血管疾患を抱えており、医師に性行為自体を止められている方はウデナフィルを使用できません。これは、ウデナフィルが性交時にかかる心臓や血管への負担を増幅させる危険があるためです。

脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往が6カ月以内にある方や、冠動脈バイパス手術の既往歴が過去6ヶ月以内にある方も服用が禁止されています。心血管系の疾患が十分に安定していない状態での服用は危険です。

低血圧症または治療によるコントロールを行っていない高血圧症の患者に対しては、ウデナフィルが症状を増悪させる可能性があります。具体的には、血圧90/50mmHg以下の方、または安静時に上が170mmHg以上または安静時に下が100mmHg以上の方は服用できません。ウデナフィルの血管拡張作用により、血圧に悪影響を及ぼす危険性があります。

網膜色素変性症の患者では、ウデナフィルを使った場合の安全性が確立していません。網膜色素変性症の方にはPDE6という酵素に遺伝子的な異常が報告されており、PDE6に作用するウデナフィルが悪影響を及ぼす危険があります。

重度の肝機能障害、重度の腎機能障害がある方も服用できません。これらの臓器の機能が著しく低下している場合、薬物の代謝や排泄が正常に行われず、副作用のリスクが高まります。

先天的不整脈の患者・抗不整脈薬を使用中の方や先天性QT延長症候群がある方も禁忌とされています。また、他のED治療薬を使用中の方は併用できません。

併用禁忌薬

ズデナ100mgと絶対に併用してはいけない薬剤があります。これらの薬剤との併用は生命に関わる重大な副作用を引き起こす可能性があります。

薬剤分類	代表的な薬剤名	併用禁忌の理由
硝酸剤・一酸化窒素供与剤	ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、亜硝酸アミル、ニコランジル	急激な血圧低下が生じる危険があります
sGC刺激剤	リオシグアト	血圧低下を生じる危険を伴います
HIVプロテアーゼ阻害剤	リトナビル、インジナビル	血中におけるウデナフィル濃度が高い数値で持続します
抗不整脈薬	アミオダロン塩酸塩（経口剤）	QT間隔延長のリスクが増大

特に硝酸剤との併用は狭心症や心筋梗塞の治療で使用されることが多く、注意が必要です。ニトログリセリンは舌下錠、スプレー、貼付剤など様々な剤形があり、また心臓病の治療だけでなく、狭心症発作時の頓服薬としても使用されます。これらを服用している場合は絶対にズデナを使用できません。

HIVプロテアーゼ阻害剤は、強力なCYP3A4阻害作用を有しています。CYP3A4はウデナフィルの代謝を行う酵素であるため、その働きを阻害することでウデナフィルの血中濃度が異常に上昇し、重篤な副作用を引き起こす危険性があります。

併用注意薬

併用禁忌ほど厳格ではありませんが、併用に注意が必要な薬剤も存在します。これらの薬剤を服用している場合は、医師と相談の上、用量調整や服用間隔の調整が必要となることがあります。

薬剤分類	代表的な薬剤名	併用時の注意点
降圧剤	カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、ARB等	血圧低下作用が増強される可能性
CYP3A4阻害剤	エリスロマイシン、ケトコナゾール、イトラコナゾール等	ウデナフィルの血中濃度が上昇する可能性
α遮断薬	ドキサゾシン、タムスロシン等	起立性低血圧のリスク増加
他のPDE5阻害薬	シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル等	作用が重複し副作用リスクが増大

降圧剤を服用している方は、ウデナフィルの血管拡張作用により血圧低下作用が増強される可能性があります。特に服用開始時は注意深く経過を観察する必要があります。

マクロライド系抗生物質のエリスロマイシンや、抗真菌薬のケトコナゾール、イトラコナゾールなどは、CYP3A4という酵素を阻害する作用があります。これによりウデナフィルの代謝が遅くなり、血中濃度が上昇して副作用が現れやすくなる可能性があります。

前立腺肥大症の治療に使用されるα遮断薬は、ウデナフィルと同様に血管拡張作用を持つため、併用により起立性低血圧（立ちくらみ）が起こりやすくなります。

服用する前に必ず医師の診察を受け、服用しても安全かどうか確認をすることでこれらのリスクをなくすことができるため、現在服用中の薬がある場合は、必ずお薬手帳などを持参して医師に相談してください。自己判断での服用は避け、医師の指導のもとで正しく使用することが安全な治療の鍵となります。

保管場所と廃棄

直射日光や高温多湿を避けて室温（1～30℃）で寝室なの度救急箱に保管してください。冷蔵庫に保管する必要はありません。子供の手の届かない所に保管してください。

割った錠剤は、ラップで包み、密閉できる容器に保管することをおすすめします。割った錠剤はコーティングが剥がれているため、湿気を帯びやすくなり、錠剤がボロボロに崩れるおそれがあります。消費期限が過ぎた薬は、服用しないでくだい。効果が発現しない場合や、身体に影響を及ぼすおそれがあります。廃棄してください。

お届けについて

MED-ZONEでは１点より送料無料で海外医薬品やサプリメントをお届けしております。
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発送は製造国のインドより行っており、お届けまで２週間ほど、お日にちを頂戴しております。